民主支配決定・・・・わーうれしいなー

やっぱ日本って独裁的な民主主義国なんだなぁって改めて思うね。自民の一党独裁が続いた後、反動で裏返したように民主が大量に議席を取る。いつまでも同じカードの表と裏をめくり返してるだけ。しかしそのくせ実現されることはホシュニッポンの化粧直しというセコさ。自民はミンスがローソとニッキョーソが手を合わせて革命とか訳のわからんことを言ってたが、そんなものは日本では起こりようもない。だいたいミンスとローソとニッキョーソという大御所が革命なんて起こせるわけないだろう。不快というより吐き気を催すような生活環境はこれからもたいして変わりようもなさそうだ。まぁせいぜいイギリス、アメリカと並んで質の悪い二大政党議会を楽しむしかないよねみなさん。

金光翔さんが厳しく指摘するように、日本の左派、あるいはリベラルが右派に統合されていく戦前のような状況の繰り返しの中にあって、民主が政権を取る歴史的な瞬間が来ている、ということを僕はみんな忘れてるんじゃないかひょっとしてと思うわけです。民主はおそらく西欧の中道右派政党ほども中道ではないでしょう。結局民主なら、といいつつ左派・リベラルがどんどん右に流れる口実になることは容易に想像できますね。自民がアレだけ酷いから、まぁ民主はマシというバランス感覚を自負して、そもそもおかしいバランスには誰も言及しないわけです*1

そこにはなんか昔の日本はまだ良かったという倒錯した思いがあるように思います。だから民主によってそれが修正されるのは歓迎、と。昔の日本は僕の感覚あるいは左派的感覚から言っても既に救いようもないほど酷いものだったし、それがますます酷くなったこの10年ほどで、人々の(もともと大甘の)酷さの基準がより甘くなってしまった。

*1:誰もとは、あくまでも大きな流れのこと