息抜き中

http://www.diplo.jp/articles10/1003-2.html


ナオミ・クラインが考えた「普通」のショックは、クーデタ、反革命、自然災害など、概して外部からやって来る。ネオリベラルのプログラムが作動するのは、そうしたショックによって無秩序が作り出された後のことだとされる。ところが目下のショックは、まるごと内部から生み出された。それを徹底活用しているのが、あわやこてんぱんのはずだったのに、この際うまくやってやろうという図太さをなくさなかった勢力だ。ネオリベラリズムの大きな挫折は、さらなる拡大継続のための動機と口実を作り出す結果になったのだ。


これほど人にため息をつかせる話に久々に出会った。まさに不屈の魂。個人個人のの業績としては大したもんだが、人類を危機に陥れてると言う意味では犯罪に等しい。

キレた民衆の反乱が先か、有無を言わさぬ監視とコントロール網の完成が先か、人類は相も変わらず持てるものと持たざるものの世知辛い関係を頑固に意地している。

これから何が起こるのか、じきにギリシャがかいま見せてくれるかもしれないが、予断は控えたい。