SETI@Home Exploitation

こういうのが好きだからもう10年近くSETI@homeのような分散解析プロジェクトに僕の家の電力とPCの寿命を捧げてるし、本日から普段は余ってるCPUより優秀なGeForce9600M GTのGPUをCUDA経由で参加させたわけだが、



こういうのに参加するということは、この世界では増えに増えるシャドウワークという被搾取的生産活動に参加するということでもある。こういうのやるにつけ、もうBIで金出せとマジで思うね。仮に宇宙人が見つかるとして、それはこの絶え間ない搾取によってですよ。

好きならそれでいいじゃんという時代はいい加減に終わりにしたい。好きだろうがなんだろうが、僕たちは間違いなく「働い」ていて、「生産してい」るのだから。ここから経済界や学術界は莫大な利益(ないしは不利益、利益の減少の回避)を可能にしているわけで、渋滞の解消と同じように経済効果は確実にあるだろう。なら、既存の経済システムで行くにせよ、他のシステムに卒業入学するにせよ、我々のボランティア活動は経済に組み込むべきで、そうすることによって、おおくの人々はより楽に働けるようになる=より多くの人が社会の富にアクセスできるようになる。立派なスーツを着たクソ仕事だけが富を生み出す仕事であってたまるか。

それはさておき、やはりGPUは速い。SETI@homeにおける同種のタスクなら僕のCPU(2GHz モバイルCore2Duo Merom)よりおおむね10倍の解析スピードが出てる。さっき、CPU2コア、GPUでフルにバックグラウンドで解析させて、普通にPC使ってたら落ちた。GPUが働きっぱなしのゲーム以外での熱オチを始めて経験した。でやっぱ熱対策の難しいノートでこれはきつい。PCは落ちるほど熱く、冷たい宇宙からのシグナルを探索中。