PCにかまけて遅くなったけど

ドイツの選挙の話。

超保守のCDU(キリスト教民主同盟)はわずかに票を落としたもののほぼ現状維持。州議会選挙と同じで「弱い保守」であるSPD社会党)の大敗で、その分、小政党が軒並み票を伸ばす。なかでもこてこてのネオリベ政党FDP(自由民主党)が最大限票を伸ばした。経済が落ち込んでいると、強い保守と強い社会の変化を求める層の二極に別れるんだな。海賊党は2%程度の得票率。投票者の2%が海賊なドイツ。ネオナチ政党と化した自民党と違ってCDUはバランスを取りにきてるだけに未だ支持されるということか。ひょっとしてそれこそがクライソ氏がCDUを誉めそやす理由なのか。

CDUは票を落としても相性抜群のFDPが票を伸ばしたためCDU+FDP単独という資本主義最強の連立が可能な状態に。

わけがわからないのは、ネオリベ経済の破綻からの脱却が一般的テーマなあはずの選挙でなんでネオリベ政党が一番票を伸ばすのかと。