以前ビデオで見た極右へのインタビューで

かつて当初はキリスト教を拒否し続けたローマ帝国によって建設されたコロニア・アグリッピネンシスこと現代のドイツ・ケルン。世界遺産でもある有名な大聖堂を『汚す』イスラム教のモスクが街に建設されるということで、極右たちが立ち上がった。その名もPro Köln。で、毎年この季節になると決起集会を開くも、その数倍のPro Köln反対者たちのデモに晒されるわけですが、その際、大手のメディアが極右の人にインタビューしたところ、「ムスリムは危険。やつらは宗教の名の下に不穏と争い、戦争をもたらしてばかりだ。」というので、インタビュアーが、キリスト教は十字掲げてイスラエルまで行ってきましたがと言うと、「わしゃ大戦後の話をしとるのじゃ、それ以前は知らん」と。


というのを思い出した。


そうなると、さらに思い出すのが戦後の話ですがこちら。
http://www.guardian.co.uk/world/2005/oct/07/iraq.usa

英ガーディアン誌によると、この話はブッシュ政権の高官からの又聞きなのですが、


御子ジョージ曰く、ある日ジョージに神が語りかけてきて、


'George, go and end the tyranny in Iraq'
「ジョージや、汝イラクの暴政をおわらせるのじゃ」


と言ったそうな。大変ワロス。いつものようにイスラエルの場所を覚え間違えたのかジョージ!と思ったが、記事をよく読んでみると、イスラエルを救うためジョージはイラクを狙ったのだそうな。そりゃぁイスラエルでOperation Iraqi Liberationは出来ないもんなぁ。さすが良家のおぼっちゃまくんは頭いいですなぁ。
まぁインタビュー受けてた極右の人は爺さんだったしな。ただの物忘れだったのかもしれん。


あと、一人子ブッシュはこんなことも
http://www.thenation.com/doc/20040920/carroll


"This crusade, this war on terrorism."
「この十字軍は、テロとの戦いである。」


超余談だけど、Medieval 2 Total Warという名作ゲームでは、ヴァチカンに貢ぎ続ければ、パリだろうがロンドンだろうが、コンスタンティノプールだろうが十字軍の派遣を依頼できるというとんでもない仕様。十字軍モンゴル征伐編も可能。